多重塔の技術

木造多重塔の制振構造

木造多重塔の制振構造は、地震や台風等による揺れに対して塔身と心柱の間でエネルギーを吸収し、相輪や心柱の損傷を防ぎます。

《特徴》
  1. 塔の頂部内部の最適な部分にダンパーを設置することにより、揺れに対する心柱頂部の変位を約30%低減(※)させることができます。
  2. 使用ダンパーは、軽量化が図られ設置が容易です。
  3. 塔身内部に設置するため、外部からは見えず、大事な外観を損ないません。
  4. 騒音・粉塵発生の低減
  5. 豊富な設計バリエーション

(※)実績工事の設計時地震応答解析による。

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当社は、東京大学 坂本功名誉教授、三重大学 花里利一教授のご指導を受け、木造多重塔の制振構造の特許を国立大学法人三重大学と共同取得しています。

多重塔鉄骨心柱構法

多重塔鉄骨心柱構法は、各層毎の荷重を分散することができるため、建物への負担を軽減します。また、構造解析が明確に行えるためメンテナンスが的確に行えます。

《特徴》
  1. 心柱構造体に取り付けられた部材に木像の部材を固定支持できるため、耐風性が向上します。
  2. 部材断面の大きい部材が鉄骨となり、木造と比較するとコストが抑えられます。また、環境保護にも繋がっています。
  3. 木造建築の質感の良さを生かせるため、大事な外観を損ないません。
  4. 初層を4本柱とすることで、スペースを広く活用できます。
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当社は、多重塔の建築方法及びその心柱構造体の特許を取得しています。

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